【ゲームレビュー】むふふな敵一杯!?ToHeartから派生した本格ダンジョンRPG「ダンジョントラベラーズ2王立図書館とマモノの封印」をレビュー!
本作の元となった前作であるToHeart2ダンジョントラベラーズというゲームが発売した。
結果人気作とのコラボ作品でもあり、好調な売り上げだったようで、続編となる本作が発売した。
本作は物語の繋がりは無く、キャラクターも完全オリジナルとなり。
物語も新規のものとなったが、一番の特徴は何と言っても、敵キャラの魔物が全て女の子だという事。
……人気の理由はこれなんじゃないだろうか?
王道を行くストーリー
10/10点
正に王道と言っていいストーリー。
プレイアブル可の登場人物は全部で16人!
かなりの数だがそれぞれのキャラが立っていて、物語上で活躍する場面があるのが良かった。
順に仲間を増やしていき、それぞれの場所で起きた問題を解決していき、最終的にその元凶と戦うという物語の構成はドラゴンクエストを思い出した。
特に特別盛り上がる場面はないのだが、平均が高水準な作りになっているので苦にならずにクリアまで持って行けた。
魔物が大好きな主人公と時々ムフフな状態にはなるもの、主人公はそれを殆ど気にも留めず……という様なちょっとしたラブコメの様な展開もあり、魔物と戦う戦場でのパートとムフフな日常パートのバランスがとても良いと感じた。
単調では無いゲームプレイ、魔物がとにかく可愛い!
8/10点
ゲーム形式は世界樹の迷宮の様なダンジョンRPGである。
本作はダンジョンRPGらしくサクサクダンジョン内を彷徨える。
気持ちエンカウントが多い気がするが、それもこのような敵キャラなら問題ない。
始めに少し触れたが、本作の敵である魔物は全て女の子である。
さながらコスプレ大会だ。
因みにhusahusa一押しの敵キャラはデーモンだ。
一番可愛いと思う。
……とまあ、特定の楽しみ方もあり、基本的に不満は無いのだが、登場キャラクター16人に対し、画像の様に一度に連れていけるキャラクターは5人だ。
1/3以下である。
これではせっかく16人も居るのにもったいない。
例えば初めの5人が第一部隊。それが倒されると第二部隊の5人が出てくるなど色々アイデアはあった筈……。
この部分だけはもう少しどうにかならなかったのかと思う。
ダンジョンによって全く別の姿を見せるグラフック
8/10点
PSVitaになりグラフィック面も大幅にパワーアップ!
背景の書き込みやキャラクターのイラストはかなりクオリティーが高いのだが、特にすごいと思ったのがダンジョン内のマップである。
続編の2-2のしかもDLCですが、こんな学校内のステージもあったり。
こんな洋館の場所もあったりと、これ一番背景に力入れてるんじゃね?となるような書き込みです!
適材適所なBGMやSE
9/10点
違和感のあるものは無かったです。
こう、盛り上がる場面に対して主題歌が入るという様な演出は無いのですが、個人的にそういうのはよっぽどじゃない限りポジティブに働かないと思っているので問題なし。
必要な場所に必要な分だけSEやBGMを入れるという配慮が感じられました!
ずっとやってたくなるリプレイ性
10/10点
クリア後でも新たなダンジョンが複数登場しまだ見ぬボスが何体も居ます。
というかストーリークリアで全体の要素の半分いかないぐらいじゃないんですかね?
武器の鑑定や強化などの要素で同じ名前の武器でも全く違う性能になったりとハクスラ要素もあるのが飽きさせない作りになっていると感じました!
トロコンの難易度
9割がたストーリー攻略で取れていると思います。
トロフィーのラスボスはこれ
難易度自体は何も難しくは無い。
だが、ストーリークリア時点で5000体倒しているかどうかぐらいなのに対しての20000体というのははっきり言って設定ミスなのではないだろうか?
クリア後のダンジョンを遊んでほしいと言う思いからなのか、これだけ「どうした?」と言いたくなる量になっている。
筆者の場合は初期ダンジョンでひたすら雑魚狩りをした。
製作者の思い全否定である。
総評
45/50点 Sランク!(S・A・B・C・D・Eの6段階)
全体的に高水準で纏まった作品。
前作は所謂ファンメイドなもので、ToHeart人気で売れたのではないか等と噂されていたが、本作でゲーム自体の面白さで売れているというのが証明された。
事実本作の続編である2-2というものも発売しているのでそちらとも合わせておすすめです。
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