【ゲームレビュー】ヤーナムステップ!ヤーナムステップ!ハイスピードになったソウルシリーズの系譜作品「Bloodborne」をレビュー!
ソウルシリーズを手掛けるフロムソフトウェアとデモンズソウルを生んだSCE JAPANスタジオのタッグが再び手を組んだ!
独自の高難易度のゲーム性はそのままに、バトルは更にハイスピードへと進化していく!
より”コア”になったストーリー
10/10点
「ああ、ゴースあるいはゴスム」を代表する特徴的なセリフが至る所にあり、アイテムの説明書きから紐解いていく独自の世界観は健在な一作。
ソウルシリーズから代表するストーリーの考察のしがいは本作もある。
いや、本作は「クトゥルフ」というこれまたコアな一部の人に刺さる要素をふんだんにストーリーに盛り込んでいる為、更にコアな作品になっている。
またストーリーのコンセプトのおかげか本作はシリーズの中でも一番グロテスクな敵が多く出る作品かと思う。
ストーリーの魅力については実際にプレイしてもらいたいと思う。
ストーリー上でこれでもかと独自の世界観を出してくる。
またストーリー考察の動画が大量にあるのでそちらを見て理解を深めるのもいいだろう。
ハイスピードになった操作性とゲームプレイ
10/10点
ソウルシリーズももっさり感とは違い、全体的に軽くなりハイテンポな作品になった。
また従来の「盾」がなくなり、代わりに「銃」を登場した。
俗にいうパリィの仕方が盾を使うのではなく、銃を使うという変更が戦闘をハイスピードな物にした。
パリィのタイミングも少し変わったので、敵毎にタイミングを考える事になる。
従来の作品との変更で差別化を図ったのだろうが、この変更がとてもいい方向に働いたと思う。
武器の数が少なくなったが、それぞれの武器に「変形」という要素があり、一つの武器でバトルスタイルを変更出来たりと、ソウルシリーズより本作の方が好きと言う人はかなり多い。
筆者もその一人だ。
世界をより不気味に、そして魅力的にするグラフック
10/10点
主人公の服装からコンセプトに沿った敵キャラクター達はどれも個性的で、一定の不気味さを備えている。
武器のデザインもより相手を殺す事をし易いようなデザインの物になっている他。
ステージの奇妙な作りやおどろおどろしい世界はいくら見ていても飽きない。
ボスキャラクター達もどれもバックストーリーがあったり、物語上でかなり重要な立ち位置にいたりと名前を見ただけで「お前か!」と叫びたくなるようなボスもいる。
終始暗く、救いの様な物は一切ない世界だが、プレイヤーはこの世界にどっぷりはまる事になる
壮大なオーケストラが奏でるサウンド
10/10点
本作も壮大な曲から、どこか悲壮感が漂う曲がある。
それぞれのキャラクターの立ち位置から、この曲の雰囲気を感じたりと、クリア前に聞くのとクリア後に聞くのとでは印象が変わったりするのも楽しい部分である。
何度でも”潜りたくなる”リプレイ性
10/10点
本作は従来のソウルシリーズと同じく周回プレイが出来る。
それだけで何周もプレイしたりするのだが、本作は「聖杯ダンジョン」という所謂ハクスラの要素を取り入れたエンドコンテンツがある。
後に「地底人」などと呼ばれる様になるまで永遠に聖杯ダンジョンにもぐり続ける様な人まで出る始末だ。
それぐらい本作は魅力的でリプレイ性が高いコンテンツが存在している。
総評
50/50点 Sランク!(S・A・B・C・D・Eの6段階)
文句なしの満点作品だ。
高難易度で死にゲーという人を選ぶ作品ではあるが、その面白さはお墨付きである。
ゲーマーを名乗るならとりあえずこれをやれと言いたくなる一作。
是非プレイして頂きたい!
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